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えっ!? 黒板に種類ってあるんですか? vol.2 曲面黒板

光の反射を抑えます! カーブ面も美しい曲面黒板

vol.1では黒板界のスタンダード《平面黒板》をご紹介しました。第2回目となる今回は《曲面黒板》のご案内をしたいと思います。

曲面黒板とは左右に向かって緩やかにカーブしている黒板になります。黒板の印象としては平面のイメージが強いと思いますが、教室等に曲面黒板はよく設置されています。その理由は板書の見やすさにあります。

黒板の板面が緩やかなカーブになっているのが分かります

どうして曲面黒板なのか?

室内では射しこむ光が眩しい時がありますよね。その光で黒板の文字が反射して見え難くなることがあります。その見えづらさをカーブ部分で抑えてくれるのが曲面黒板です。また左右がカーブしていることで、端の席からも板書が見えやすくなるよう工夫されています。曲面となる端の部分以外はフラットなので、定規なども問題なく使用できますよ。

製作中の曲面黒板になります。板面自体が緩やかに曲がっています

曲面黒板には2種類あります

曲面黒板には2つのタイプがあります。

①左右両側がカーブしている“曲面黒板”です。曲面黒板として当社が製作納品しているのは、こちらのタイプが圧倒的に多いです。

②光の射す側だけカーブさせた“半曲面”のタイプです。こちらは、左右のどちらかの端一方だけがカーブしています。

“ 捨て枠 ”で取り付けます

黒板の端がカーブしているということは、黒板の枠も変わってきます。曲面黒板の枠を“捨て枠”と呼びます。壁に直接取り付けるタイプの枠で、黒板の曲面に合わせて枠もカーブしています。

この壁に取り付けている枠を捨て枠と呼びます
曲面で製作した板面を枠に合わせて取付します
正面から見ると、このようになります。左右の曲面部分は分かり難いですね
斜めから見ると黒板も枠もカーブしているのが良く分かります

曲面黒板の施工事例です

福岡県の高校などに設置されるW5400×H1200の大きなサイズの研ぎ出し曲面黒板です。隅から隅まで板書でき、授業の板書にも満足な大きさですね。このサイズの黒板は製作も取付も大変です。

教室正面に取り付けされた5mを超える研ぎ出し曲面黒板です

当社製作の曲面黒板の最大サイズはなんと横幅8mを超える大きさになります。W8200の曲面黒板を大学に設置しました。工場では作業台を二つ繋げて製作し、分割してチャーター便で搬入しました。施工も左右に分け、 慎重に 片方づつ取付しました。写真がないのが本当に残念です。

木枠の曲面黒板です。木枠と黒板のコントラストは綺麗ですね
横幅5400㎜の大きな木枠曲面黒板。教室の雰囲気とよく合います

曲面黒板の紹介はいかがでしたでしょうか。私は実は黒板はすべて平面だと思っていました⁉黒板を見る機会がありましたら、黒板は平面か曲面か確認してみるのも楽しいかもしれません。

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