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書き消し読みがしにくい!そんな時は⇒“貼り替え”で新品同様に!

黒板は劣化していきます

黒板は授業で毎回使用すると言っても良いほど、使用頻度の高い学校用品です。新設された黒板であっても使用すればするほど書き消し回数も増え、黒板の表面は摩耗していきます。一般的にモノの使い心地が微妙になった時、思いつくのは「買い替えようかな?それとも修理に出そうかな?」ではないでしょうか。

今回は、この修理する方の手段をお伝えしたいと思います。使いづらくなった黒板は、実は貼り替えや本体取替ができますよ。

貼り替えはこのように生まれ変わります。

変えた方が良い黒板とは?

貼り替えの紹介に入る前に、状態の良くない黒板の例を工場で聞いてみました。使用している黒板に以下のような不具合が出ている場合、要注意です。

◎チョークが滑って書きにくい  ◎表面が光って書いた字が見えにくい   ◎黒板に傷がある …スチール製の黒板にあるそうです

◎チョーク跡がなかなか消えない…スチール製・ホーロー製どちらもあります。ホーロー製の黒板は傷がつきにくいですが、板面にチョークの粉が詰まって、白っぽくなることもあるそうです。

◎板面に浮きがある…黒板はスチール・ホーローの鋼板と 下地合板 をボンドで貼り合せて製作されています。そのボンドが経年劣化によって剥がれ、鋼板だけ浮くことがあるそうです。

使い込んだ黒板はこのようにチョーク跡が消えにくくなります。

二つの点でメリットのある貼り替え

貼り替えは既存の枠などをそのまま残して利用するため、以下の二つの点で魅力ある工法となっております。

★低コスト…元々使用していた黒板の枠(アルミ枠や木枠)を残し、粉受けやチョークBOX、裏残をそのまま再利用するため、使用材料も少なく低価格となります。

★短時間で貼替可能…作業に必要な施工手順が少ないため、短い作業時間で新しい表面にすることができます。

黒板貼替の手順

黒板を貼り替える方法はいろいろあるようですが、当社では基本的に二層貼(表面材と呼ばれるスチール・ホーローの鋼板と 下地合板とを貼り合せたもの)を使用しています。 木枠の場合、元の黒板の上から取り付けます。アルミ枠の場合、アルミ枠を取り外し再度付け直すか、木枠と同じようにアルミ枠はそのままで、その上から取り付ける方法があります。

これが二層貼の状態です。この写真ではホーローホワイト鋼板 の表面材 と下地合板がボンドで接着されています。

①既存の黒板の上から工場で製造した二層貼をはめ込みます。

貼り替え前の木枠の黒板です。手書きっぽい文字に時代を感じますね。

②はめ込んだ二層貼の四方を押縁で固定していきます。

新しく罫線を入れた二層貼を押縁でこのように固定していきます。
木枠の内側、緑色の押縁で固定してるのが分かります。

③完成です。ピカピカの黒板に生まれ変わりました!

W4500×H1200の木枠、チョークボックス、ピクチャーレール、フックはそのまま残し、再利用しています。

※短時間で貼り替えは可能ですが、元の黒板の設置状況により、作業時間も異なります。古い木枠の場合、古くなった押縁を取るところから始まり、釘を一本一本取り外すこともあります。また、残す枠のサイズが予定よりも大きい場合、小さい場合などあるそうです。その場合、枠に合わせるように現場で調整するため、予定より時間がかかる場合もあります。

本体取替もできます!

ずっと貼り替えの紹介をしてきましたが、本体の取替もできます。当社で本体とは二層貼(下地合板+表面材)に裏残枠、(裏貼り合板)を取り付けた状態のことを言います。スライダー黒板と上下式黒板については、元の黒板に二層貼を取り付けると重量や厚みが変わってしまい、従来のように取扱いできなくなる可能性があります。そのため貼り替えではなく、本体取替で対応しています。

本体交換前のスライダー黒板です。黒板全体が白っぽくなっていますね。
本体交換後です。新設同様のキレイな出来上がりです。

MC工法もできますよ!

MC工法とは、黒板の上にマグネットシートを貼り、マグネットの磁力で鋼板を取り付ける工法です。当社では横幅のサイズが大きい場合や依頼のある場合に施工を行っています。再度貼り替えを行う場合でも、下地のマグネットシートはそのまま再利用し、鋼板だけの交換で済むのもお勧めポイントです。

マグネットの磁力で鋼板を取り付けます。そのため、次は鋼板のみの交換となります。

黒板⇒黒板だけじゃない。貼り替えのバリエーション

黒板から黒板への貼り替えはもちろんのこと、黒板から映写兼用グレー黒板へ変更すると、授業でプロジェクターからの映写を活用できます。以前にご紹介した学校教育におけるICT化にも対応できます。

貼り替え前の木枠付曲面黒板W3600×H1200です
映写兼用グレー黒板に貼り替えをしました。

黒板からホワイトボードへの貼り替えもよくご依頼があります。例えば、職員室の行事用黒板をホワイトボードへの変更や、教室仕様が図工室から家庭科室へ変わった際に黒板からホワイトボードへ貼り替えることもあるそうです。

職員室の行事用黒板です。
ホワイトボードへ変更になりました。

先生と子どもたちを繋ぐ黒板は、読みにくい、書きにくい、消しにくいといった不具合があると、教える側にも教わる側にもストレスになります。やはり、分かりやすい伝わりやすい快適な授業が理想的ですよね!そこで、黒板使用に違和感があった場合、お気軽にお問合せ下さい。状況によっては貼り替えができない場合もございますが、貼り替えや本体取替だけではなく、その場にあったご提案もさせて頂きます。

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